有効成分で効果を実感している女性

騙す意図はなくとも、多くの企業で微妙な言葉の使い分けをしていることがあります。
もしくは受け手側が、勝手に勘違いしているのかもしれません。
どちらにしても、曖昧な言葉というものが、世の中にはあふれています。育毛剤でいくならば、「有効成分」をちゃんと理解している自信がありますか。

そもそも有効成分とは何か

薬局などで普通に並べられているいわゆる育毛剤は、医薬部外品という分類になります。
医薬部外品とは、厚生労働省が認可した成分が一定の濃度で配合されている、防止などを目的として作られたものです。
治療を目的とした医薬品よりも、効果が弱く緩やかなものになりますね。

厚生労働省が認可した成分が、有効成分になります。
要するに国から効果を認められたものですね。
他の成分が駄目だというわけではありませんが、有効成分が多いほど、頭皮に必要な栄養を補給するものとして確実な効果を得られると考えていいでしょう。

育毛剤と呼ばれるものの中には、スカルプエッセンスというものがあり、これは有効成分が入っておらず、「化粧品」に該当します。
また育毛剤をいくつも確認してみたところ、有効成分は1つの商品に2~4種類程度入っているようです。
つまり、48種類の成分がと言っていたとしても、有効成分はせいぜい3つだという事ですね。

有効成分以外の成分の総称は、各社で違うのだが「有用成分」と言った書き方をされていると思うので、一度注意して見てみてください。
商品説明以外でも、口コミサイトなどでは有効成分とその他の成分の表記が、混同していることもありますから、気を付けておきましょう。

配合される主な有効成分

育毛剤でよく使われている成分は「センブリエキス」「グリチルリチン酸2K」「ジフェンヒドラミンHC」などです。
グリチルリチン酸2Kと、グリチルリチン酸ジカリウムは、表記が違いますが同じものです。他にも、会社によって表記が微妙に違うこともありますから、よくわからなければ簡単にでも調べてみるといいでしょう。

似たような名前をしているため、もしかしたら、調べる前に判断できるかもしれませんね。
それぞれの効果ですが、「センブリエキス」には、髪の毛の成長に関わる、毛乳頭細胞を活発にしたリ、抗炎症作用があったり、血行を促進したりといった感じです。
それからグリチルリチン酸は、抗炎症作用があり、雑菌を抑えてフケやかゆみにも効果があります。

「ジフェンヒドラミン」は抗炎症作用と、血行促進作用が期待できます。

ミノキシジル・フィナステリドとは何か

疑問を持つ男性イラスト

育毛剤に使われている成分を比較するときに、しばしば「ミノキシジル」という言葉を見かけることがあるのではないでしょうか。
また「フィナステリド」も育毛剤について調べていると、見かける名前です。
しかし、これら成分はどういったものなのか、知らないとなかなか判断できませんよね。

そこでミノキシジルとフィナステリドについて、まとめてみました。

ミノキシジルにはどんな効果が?

元々はアメリカで、高血圧の人のための血管拡張剤として使われていたのが、ミノキシジルです。
血管を拡張することで、血液の流れがスムーズになり、血管に負担となる圧力がかかるのを防ぐことができるようになります。
そうして血管を保護する役目に使われた結果、血液の流れがスムーズになったことによる発毛効果が見られたため、研究が進んだ今日では、薄毛の効果がある成分だと認められました。

別の薬だったものが、想定外のものに効果を発揮するという事は、それなりにあるようです。言ってしまえば副作用になるのですが、副作用も悪いものばかりではないという事です。
ミノキシジルがなぜ薄毛にも効果があるのかというと、血管が拡張して、血流が増えると、髪の毛の細胞分裂が促進されるからなのだそうです。

その効果は「発毛剤」と呼ばれるほどで、いまでは発毛効果こそが、ミノキシジルの本懐と言って良いでしょう。
育毛のためにミノキシジルを使うのではなく、発毛のために使うという事です。
育毛と発毛は近い言葉に聞こえますが、本質的に大きく異なりますので注意が必要です。

また、ミノキシジルの副作用はかゆみやかぶれ、湿疹。それから、血管に作用するため、低血圧の人などだと、血流にも作用して、めまいや頭痛、不眠などの症状が引き起こされることがあります。

フィナステリドの効果について

フィナステリドは、脱毛の原因となる男性ホルモンの分泌を抑制する効果がある成分です。
そのため、それ単体では髪を生やす効果は期待できません。
男性ホルモンの抑制と書きましたが、テストステロンを抑制するわけではなく、テストステロンが変化したジヒドロテストステロンを抑制するものです。
さらに言うなら、変化するときに必要になる酵素「5αリダクターゼ」を抑制しています。

ジヒドロテストステロンが乱しているヘアサイクルを、正常に戻すことが出来るため、髪本来の成長ペースに戻すことはでき、その分髪が増えるかもしれませんが、より効果を高めるために、ミノキシジルと併用することが多いです。
プロペシアという薬も、育毛関連では見かけますが、この薬の主成分がフィナステリドです。
フィナステリドの副作用は、性欲の減退や勃起不全などで、何も考えずに使うと大変なことになりかねませんから、きちんと病院で処方してもらってください。

特に妊婦が使用してしまうと、胎児に悪影響を及ぼしかねません。

医薬品として発毛成分が認められているもの

これらは医薬品として発毛成分が認められているものになります。
簡単に言うと、国のお墨付きです。
他にも有効成分として、効果が認められているものもありますが、医薬部外品として使われる成分ばかりになります。

より効果の高い医薬品としては、この2つの成分の名前を抑えておくだけで十分と言えるでしょう。。
冒頭に少し書きましたが、ミノキシジルと比べて効果が高いと宣伝している商品があります。
ですが、育毛効果について比較しているものばかりで、発毛効果に関してはその結果通りというわけではありません。

出来ればこれらを使う前に薄毛対策したい

ミノキシジルもフィナステリドも、効果が高い反面、正規の方法で手に入れるためには病院などに行く必要があり、値段としても高めになります。
何より副作用も怖いですから、ここまでの効果が必要ない、薄毛の初期のうちに育毛剤や生活改善などで対策しておきたいものです。

その他の成分とは一体何か

育毛剤には、有効成分以外の成分があります。
むしろ、何十とある成分のほとんどが、その他の成分に該当します。
ただし、水やエタノールは除きます。

その他の成分とは、国に認可されていないが、各社の研究の結果、効果があると判断したものです。
国に認可を受けていないのは、審査に時間がかかるからだそうです。
かなり効果が高いものも期待できるが、安全面では有効成分の方が上だと言えます。

認可されていないからと言って、効果がないわけではありませんから、注意してください。
育毛剤初心者の場合には、とりあえず有効成分が入った医薬部外品のものを買うことをお勧めします。
厚生労働省の後ろ盾があるため、安心して使うことが出来るでしょう。

確かな育毛効果はゆっくり効く

有効成分は、ゆっくりとその効果を現していきます。
それだとどうしても遅いと感じる人もいるかもしれませんが、しかし、ヘアサイクルの関係上、効果が高いものを選んだからと言って、効果が現れるのには、何か月もかかりますから、自分に合った育毛剤を使うようにしましょう。

女性用育毛剤の成分の特徴

成分を紹介する医者の画像

薄毛に悩む女性が増えてくる中で、育毛剤女性用の数も増えてきました。
そのため、いくつもある女性用育毛剤の中から、選んで使う必要があります。
選ぶ基準はいくつもあるとは思いますが、その中でも無視できない要素である、効果と成分について見ていってみましょう。

ホルモンに作用するもの

女性の脱毛の原因に、女性ホルモン「エストロゲン」の減少と、それに伴って男性ホルモンが優位になることが考えられます。
抜け毛が急に増えたというときには、ホルモンが関係している可能性が高いです。
そうでなければ、病気という事も考えられますが、ここではホルモンに関するものとして考えていきます。

女性ホルモンの減少は、加齢によるものもありますが、若い女性の場合にはホルモンバランスの乱れが考えられます。
そこで、ホルモンバランスを調整する作用の成分を選ぶことで、薄毛を抑えることが出来るでしょう。
まず女性ホルモンを調整するものが、カンゾウエキス・ヨモギエキス・クララエキス・フラボステロン・オトギリソウエキス等です。

男性ホルモンを抑えるものとしては、チョウジやオウゴンエキス。また女性ホルモンと同じ働きをするものとして、イソフラボンがあります。

保湿・抗菌・抗酸化の作用があるもの

女性の頭皮は男性の頭皮に比べると、乾燥しやすくそのせいで、フケが発生しやすいです。
また頭皮が乾燥していると、炎症を起こしやすくなり、頭皮を傷つける恐れがあるため、保湿に気を使いましょう。
保湿効果がある成分としてはトレハロースやヒアルロン酸・ヘチマエキス・ベニバナエキスなどがあります。

またフケが大きいというときには、皮脂が多いことが考えられます。
皮脂が多いと毛穴が目詰まりをおこし、そこで菌が繁殖することで、皮膚病になるかもしれません。
そこで抗菌作用や抗酸化作用があるものを使って、頭皮を清潔に保つ必要があります。

抗菌作用があるものとしては、ペパーミント・チョウジ・ウイキョウなど、抗酸化作用があるものはポタンピ・セージ・ボダイジュなどがあげられます。
前述通り、女性の頭皮は乾燥しやすいため、保湿効果がある育毛剤は多いと思いますが、乾燥しやすいという事で皮脂が少なく、もしも必要であるなら抗菌・抗酸化作用があるものは気がけて探した方が良いかもしれません。

血行促進に効果的なもの

意外と思われるかもしれませんが、血行促進は育毛にとってはとても重要な要素になります。
女性用の育毛剤で、ポピュラーなのがこの血行促進効果であるともいわれるほどですから、重視されているのがわかるのではないでしょうか。
実際自分の薄毛の原因がわからなければ、とりあえず使ってみても良いレベルです。

なぜ血行かといわれると、まず血行を促進することで血の巡りが良くなり、毛根(毛乳頭)に栄養を送っている毛細血管にまでしっかり血が流れるからです。
それから、ヘアサイクルを正常にしてくれる効果もあります。
この血行促進効果で、有名なのがミノキシジルですが、強力であるが故副作用も強く、簡単に手にいれることが出来る育毛剤だとまず入っていないでしょう。

そのほかの成分だと、シャクヤクエキス・トウガラシエキス・緑茶リキッド・抹茶リキッド・オタネニンジンエキスなどが血行を促進してくれます。

女性の薄毛は男性よりも原因が幅広い

男性の多くが悩んでいる男性型脱毛症ですが、その原因は男性ホルモンだと言われています。そのため、男性ホルモンを抑制さえすればいいという人もいるほどです。
しかし、女性の場合には、とりあえずこれだけ解決すればいいといった問題ではなく、いくつかの問題が並行して起こっていることも珍しくありません。そのため、自分の症状に合った育毛剤を探して、しっかりとケアをしておきたいところです。

育毛剤を購入する際に気を付けておきたい成分

バツを作る女性

毛を育てると書いて育毛剤ですが、髪の毛に良い成分ばかりかと言われたら、そうではありません。
育毛剤という形を作るうえで仕方なく入っているものであったり、売り物としての体裁を整えるもの出会ったりと、直接育毛には関係ない成分も含まれています。
そこで、育毛剤を買うときに、気を付けておきたい成分をまとめてみましょう。

シャンプーにも使われる界面活性剤

界面活性剤というものを聞いたことはあるのではないでしょうか。
本来は混ざらない、水と油を混ぜるときに使われるため、油汚れを落とすときに使われますよね。
界面活性剤が入ることで、油が水に溶けるため簡単に落ちるのというわけです。

人の肌につけると、皮脂を溶かしてしまうものですが、シャンプーに使われている理由としては、皮脂によってこびりついた汚れを落とすためで、皮脂を落とすことが主の目的ではありません。
しかし、育毛剤で使われるときには、皮脂を落とすことが大きな目的になります。
皮脂は肌を守ってくれていますが、育毛剤の成分からも肌を遠ざけているのです。

そのため、界面活性剤で皮脂を溶かすと、成分が浸透しやすくなります。
ただし必要以上に皮脂を落とすと、守りがなくなり頭皮が傷つきますし、減った皮脂を増やそうと過剰に分泌するようになります。
界面活性剤の中でも、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム等が強力過ぎて危ないと言われていますが、覚えにくい場合には「硫酸」がついていると危険だと覚えておくと良いでしょう。

多くの育毛剤に使われるエタノール(アルコール)

多くの育毛剤にエタノールは入っていますが、なかなか育毛剤との関係を見いだせないのではないでしょうか。
ですが、別にかさ増しのために入れているわけではなく、意味があるから入れているのです。
それに、かさ増しをしたいだけならば、水を入れればいいですしね。

育毛剤にエタノールが入っている理由はいくつかあり、まず品質の保持のためです。
簡単に言い換えるなら、防腐剤のような役割ですね。
どれだけいい成分が入っていても、どれだけ効果が高い育毛剤であっても、腐ってしまっては意味がありません。

水も適当に放置していたら腐ってしまいますから、育毛剤だからと言って腐らないという理由にはなりません。
それから、成分を混ぜ合わせるという役目もあります。
育毛剤は多いものだと60種類以上の成分が入っています。

その中にはなかなか水に溶けてくれないものもあるのですが、エタノールを使うと溶かすことが出来るのです。
アルコールを消毒で使うのは良く知られていると思いますが、育毛剤に使うことによって、頭皮の雑菌を消毒する効果も表れます。
あとは、エタノールは頭皮にある皮脂を溶かす働きもあります。

皮脂を溶かすことで、邪魔するものが無くなり、育毛剤の成分が頭皮に浸透しやすくなるのです。

女性用のおすすめ育毛剤ランキング

エタノールは刺激が強くて炎症を起こす事も

ここまではエタノールの働きについて見てきましたから、エタノールは良いものだという風に見えるかもしれません。
しかし、ただいいもので終わらせることが出来ないのです。
エタノールは刺激が強く、皮膚が弱い人だと炎症を起こしてしまうかもしれません。

頭皮で炎症が起こるという事は、頭皮環境が悪化しているわけですから、抜け毛に繋がります。
また、アルコールアレルギーの人や、極端にアルコールに弱い人もいるでしょう。
前述通りエタノールはアルコールの一種ですから、こういった人たちが使うと、やはり頭皮に悪影響になってしまいます。

炎症を起こしたり、かぶれや腫れが出来たりした後では、遅いですから上記に当てはまる人は育毛剤選びには注意してください。
ただし、エタノールと似たようなものに「無水エタノール」というものがあります。
より純度の高いエタノールで、さらに肌に刺激を与えそうですが、成分に無水エタノールと書いている場合、配合量は極々少量であるためそこまで気にしなくてもいいそうです。

刺激以外だと、アルコールは揮発性が高いという特性があります。
頭皮が脂っこいという人であれば、爽快感が得られるものにはなりますが、女性など頭皮が乾燥しやすい人にしてみたらさらに頭皮から水分を奪うことになりますから、注意してください。

アルコールは個々人の判断で

見てもらってわかる通り、アルコールには良い面もあれば、悪い面もあります。
皮膚の強さは人それぞれで、アルコール程度では問題ない人もいますし、アルコールに過剰に反応してしまう人もいます。
ですから、良いか悪いかは個々人での判断に委ねられるでしょう。

もしもエタノールが肌に合わなければ、エタノールフリーの育毛剤もあります。
ただし、エタノールフリーの場合、エタノールの役割を果たす別の成分があるかを確認しておきましょう。
浸透力を高めるためのものがあるのか、防腐剤になるものはあるのかといった感じですね。

エタノールフリーで、無添加無香料、パラベンフリーというものがあった場合、少し気を付けた方が良いかもしれません。

育毛剤に配合されているパラベンについて

育毛剤のパラベンの事で悩む男性

一度ついたイメージとはなかなか払しょくできないもので、科学的な根拠がないのだと言われているにもかかわらず信じられていることがあります。
育毛剤で使われる成分で、パラベンがありますが、これに対して悪いイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
「パラベンフリー」を謳っているものもありますが、実際のところそこまで悪いものなのか、調べてみました。

そもそもパラベンとは何?

パラベンとは、防腐剤の1種で「パラオキシ安息香酸エステル」と言います。
さらに付け加えるなら「パラオキシ安息香酸イソプロピル」「パラオキシ安息香酸プロピル」「パラオキシ安息香酸イソブチル」「パラオキシ安息香酸ブチル」「パラオキシ安息香酸エチル」を総称して「パラオキシ安息香酸エステル」=パラベンです。
冒頭にも書きましたが、安全性や低刺激性を示すために、パラベンフリーを大々的公表しているものも少なくありません。

1種類だけでも防腐効果がありますが、複数使うことでさらに効果を高めることが出来ます。
育毛剤にこういった防腐剤が使われるのは、空気中や手から雑菌が入り、腐敗することを避けるためです。
育毛剤が腐るというと、あまり想像がつかないかもしれませんが、普通の水でも何もせずに放置しておくと腐ります。

なぜパラベンは地肌に悪いと言われているのか

パラベンはアレルギー反応を引き起こす可能性がある事が、おおもとになるでしょう。
昔、厚生労働省がアレルギー性があるとして、表示義務を課した成分の中にパラベンがあり、回収した商品も存在します。そのイメージが強く残っているのではないかと言われています。
実際アレルギーがある人が使うと、シミやしわになると言いますし、ひどい時にはアスピリン喘息を誘発する恐れもあります。

そのため絶対に安全だとは言えませんが、パラベンを使って皮膚障害を起こす人は1000人中2~3人ほどです。
これに比べると、着色料や香料の方がよっぽどアレルギー反応を起こす可能性が高く、アレルギー=危険だというのであれば、卵も甲殻類も危険だと忌避されるべきですが、どういうわけかパラベンはとても肌に悪いものだと解釈されることがあるようです。

実際パラベンが入っていることは悪い事なのか

全成分で見た場合、天然由来のアレルギーがない成分の方が安全ですし、前述通り全く危なくないとは言えません。
しかし、防腐剤というカテゴライズで見た場合、パラベンはむしろ安全な成分です。
アレルギーがない人だと、決められた割合で配合されている分には、問題なく使えますし、多くの育毛剤や化粧品では決められた割合よりも、さらに低い割合で使われていることがほとんどです。

それでも肌にダメージがあるのではないかと、思ってしまうかもしれませんが、肌に悪いものがほんの少しも使われていない化粧品や医薬部外品は存在しないのではないでしょうか。
当然アレルギーがあれば、パラベンフリーのものを使うべきですが、パラベンフリーを使う場合代わりに使われている防腐剤は何かを見ておく必要があります。

もしも防腐剤がなければ、使っているうちに腐ってしまいます。
腐った育毛剤と、パラベンが入っている育毛剤、どちらが肌に優しいかは言うまでもないでしょう。
パラベンがフリーでも、パラベンよりも危険な防腐剤が入っている可能性もあります。

パラベンに過剰反応しない方が良いかも

確かにパラベンには悪い面もあります。
ですが、それはパラベンに限ったことではありません。
防腐剤代わりにエタノールを使っているものもありますが、アルコールアレルギーだと、エタノールの方が危険だとも言えますし、結局は自分に合っているかどうかです。

あっていなかった場合、速やかに病院に相談した方が良いですが、だからと言ってパラベンに過剰反応していると、頭皮ケアが出来なくなるかもしれません。

香料や着色料はアレルギーを起こす可能性も

香料や着色料というだけで、あまり体にイメージがない人もいると思いますが、まさにその通りです。
香料はアルコールやその他の成分の匂いを隠すために使われるもので、使われた香料によって、副作用が変わってきます。
またアルコールと同じく、アレルギーがある人もいますから、はじめて使うものの場合には香料が入っているかを確認しておきましょう。

着色料は香料よりもさらにアレルギーのリスクが高いです。
香料にしても、着色料にしても、育毛とは無関係ですから、これらが入っているだけで、他の成分を薄めてしまっているとも考えることが出来ます。
育毛剤の効果としても、頭皮へのダメージを考えてもこれらは使われていないものを買った方が良いでしょう。

配合されている意味はある

一応その成分が入っている以上、何かしらの意味があります。
中には育毛には関係ないものもあり、それらに関してはない方が良いとは思いますが、今回で言うと界面活性剤やエタノールはデメリットはありながらも、育毛と無関係ではありません。
中には、入っていても気にならず、恩恵だけを受けられるという人もいるでしょう。

そのため、これが入っているからダメ、ではなく自分の体質に合っているのかどうかで、育毛剤は選んだ方がよさそうです。