妊娠中の大変さを男性が理解するのは、なかなか難しいかもしれません。
しかし大変であるという事は、わかりますよね。
普段やっていることも容易にはできなくなりますので、できるだけ奥さんを気遣って出来る事は協力したいものです。
男性が率先して家事を行う
いつもは奥さんがやってくれる家事も、妊娠中だととても大変です。
そんな中、普段やっていることだからと、夫が黙ってみているというのはナンセンスですよね。
自分が手伝えることはないのか尋ねてみても良いですし、自分で出来る事を探してみても良いです。
ただし普段家事をしない人がいきなりやろうとしても、女性から見たら手際も悪く、無駄も多く、逆に仕事が増えると感じることもしばしばあります。
そのため家事をしたことがない男性は、妊活をしている間に奥さんに家事を教えてもらっておいたり、話し合っておくと良いでしょう。
ベターなのは、普段から家事を分担して行うことです。
出来るだけ妊娠中の妻と一緒にいる
妊娠中は何もしていなくても、不安なことが多いです。急に体調が悪くなるかもしれませんし、自分のちょっとした行動が胎児に影響しかねませんから、気が気ではないわけです。
そのため、イライラしがちで近づきがたいと感じる人もいるかもしれません。
ですが、出来るだけ一緒にいるだけでも、奥さんの不安を和らげることが出来るでしょう。。
経済状況との兼ね合いもあるところですが、残業は減らすなどして、すぐに家に変える努力はしたいところです。
一緒にいるというのは、何も家の中だけの話ではなく、検診も行ける時には一緒に行ってあげましょう。
妊娠中は出来るだけお願いを聞く
妊娠をしているだけで、身体が重くできないことも増えます。
そのため何かお願いされることもあると思いますが、
その時に嫌々請け負うのは止めましょう。あれやって、これやってとお願いばかりされると、男性にも思うところがあるのは重々承知ですが、嫌々してしまうと夫婦仲に傷がつくかもしれません。
そもそも、子供が欲しいというのは夫婦の総意であるはずですから、男性側もある程度のわがままを聞き入れてサポートするぐらいの心構えは必要です。
もしも妊娠時期に夫婦仲がこじれてしまうと、その先ずっとこじれたままになる可能性もあります。
自分から何かしてほしいことがないか申し出るくらいはしておきたいですね。
ちょっとした気遣いだけでも変化してくる
いきなりすべてをやろうとすると、男性側もプレッシャーになりますし、仕事もあるでしょうから疲労がどんどんたまっていくでしょう。そのため、まずはいつもよりも気を遣うように心がけるところから始めてもいいかもしれませんね。
妊娠中の妻を持つ男性がやるべきこと(調べる編)
それまでは繰り返しの毎日だったかもしれませんが、妊娠・出産をすると状況が一気に変わります。何事もはじめてやることになりますから、知らない事ばかりになるでしょう。
何かあった後では遅いですから、夫も予習は必要です。
病院に関する事は把握しておく事が大切
家庭の事は妻に任せて、自分は仕事だけしているという人も少なくないのではないでしょうか。しかし、妊娠中には何が起こるかわかりません。子宮から出血して、容体が急変する事もあります。
その時に、かかりつけの産婦人科が、どこかわからない人もいるのではないでしょうか。
夫として、何かあった時のために、それくらいは調べておきましょう。
また母子手帳や診察券など、病院に行った時に必要になるものの保管場所も、何かある前に尋ねて把握しておくようにしてください。
妻が1人の時に容体に変化があるかもしれないので、タクシー会社の電話番号を調べて妻の携帯に登録しておくと幾らか安心できますね。
出産育児一時金について
基本的に、子供を1人出産すると、42万円が支給されます。
ただし、こういった支給は、申請をしないともらえませんから、妊娠している間や妊活をしている間に、ある程度調べておくと良いでしょう。
例えば妻が専業主婦で、夫が会社員の場合新政策は夫の健康保険になり、職場などで手続きをすることになります。
妻が働いているとか、夫が自営業と言う場合には、手続きをする場所も変わってきますので、自分たちはどうしたらいいのかを調べておきましょう。
出産後は何かとお金は使います。面倒くさかったからと申請しないと、生活も苦しくなるかもしれませんし、夫婦間の確執になるかもしれませんよ。
予防接種について夫婦で話し合おう
子供が生まれたら様々な予防接種を受けることになります。
その数は非常に多く、任意のものもあり、中にはリスクが伴うものも存在します。
そういったものは妻に任せきりの人もいるかもしれませんが、子供の健康に関わるものを片方だけしか把握していないというのは良くないです。
1人ではなかなか決められないこともあるでしょう。
そのため、夫側も知識を持って、予防接種について妻と話し合うことが大切です。
子供のために万が一とこれからの事を調べておこう
妻が妊娠中に夫が調べておきたいことはたくさんあります。万が一の時の対応策、出産後に必要な手続きなどです。
自分の妻の事、生まれてくる子供の事ですから、面倒くさがらずに調べることが家族円満につながるのではないでしょうか。
出産後に必要な手続きについて
出産したらそれで終わりではなく、むしろそこからがスタートラインになります。ではスタートしてからまず何をしたらいいのか、子育てはもちろんですが、たくさんの手続きをしないといけません。今回は、子供が生まれてから行うべき手続きをご紹介します。
子供が生まれたらまず出生届を出す
子供が生まれたら、そのことを役所に届け出ないといけません。それが出生届です。
期限は出産後14日以内ですから、案外すぐにやってきます。
出生届は出さないと、罰金を科せられることがありますので、後回しにするのは止めましょう。
必要になるものは、出生届・出生証明書・届出人の印鑑・母子手帳です。
多くの病院では出生届を用意して、病院が記入すべきところは記入してしまっています。
もしも準備してくれなければ、出生届・出生証明書を準備して、出生証明書を病院に記入してもらう必要がありますから、事前に確認しておきましょう。
提出先は住民票のある市区町村の役所か、出生した地域の市区町村役場です。
子供を保険に加入させるのも大事です
日本は国民保険があり、全員が保険に入っている必要があります。それは、それは新生児も同じことで、原則1か月健診までに手続きをしておく必要があります。
加入と言っても、両親どちらかの保険に扶養として入れてもらうわけですが、共働きなら収入が多い方に加入するのが一般的です。
必要なものは届出人の印鑑・母子手帳・健康保険証。出生届のコピーなどです。
勤め先によって、必要なものが変わりますから、確認しておきましょう。
自営業の国民健康保険なら、住民票のある役所で手続き、健康保険なら勤め先の窓口での手続きになります。
その他控除や手当などは出産前に確認しましょう
上記のほかにも、児童手当金や医療費控除、育児休業給付金、出産手当金など多くの出産に伴う手当や控除があります。
しかし、どれも手続きをしないと、受けることはできません。
期間が2年以内など長いものもありますが、出産1か月以内に手続きしないといけないものも多いですから、自分たちがどの手当を受けることが出来るのか、出産前に確認しておきましょう。
出来る事なら、出産後提出するだけの段階にしておくと楽です。
手続きは出来れば父親がする事を推奨します
多くの場合、子供は父親の保険に入ることになると思います。
そうなると、手続きは父親がしないといけませんから、他の手続きも一緒にしてしまえば無駄がありません。それに、母親は出産後2か月程度は、肥立ちの時期で体調が戻っていませんから、父親がやった方がスムーズでしょう。
子供が生まれた後男性はどうすればいいの?
妊娠中が大変なのはわかるかと思いますが、女性は出産後も体調が戻るまでに時間がかかります。
そんな中、妊娠前のように頼ってしまうと、奥さんへの負担はとても大きなものになるでしょう。出産直後だからこそ、男性が頑張らないといけないのです。
出産で終わりじゃない!
出産後妻の体調がすぐに戻るなんて、甘い考えを持っている人もいるかもしれませんが、女性は出産後1か月半から2か月経たないと、体調が戻りません。
この期間を肥立ちと言いますが、肥立ちの間は病気にもなりやすく、病院に行かないまでも、様々なトラブルに襲われます。
ですから、肥立ちの間どれだけ奥さんをサポートできるかが、その後の夫婦仲を決めると言っても過言ではないでしょう。
少なくとも、出産後終わったからと、すぐにすべての家事をしてもらおうと考えてはいけません。
出産後に男性が求められるもの
それぞれの夫婦の関係や人柄がありますから、何をしたらいいのかと言うのは変わってきます。ですが、何かをするとなると、家事か育児になるでしょう。
妊娠期間中など、それまで家事をしてきた人であれば、そのまま家事を変わってあげると良いですが、してこなかった人は育児の方に力を入れることをお勧めします。
と言うのも、奥さんには奥さんなりの家事の仕方があり、それに沿わないとイライラしてしまう時期でもありますし、家事をしたことがない人が家事をすると逆に仕事を増やすこともあるからです。
育児ならお互いはじめてですから、やり方も定まっていなくて、話し合いながら進め行くことが出来ます。
育児は女性しかできないと考える人もいるみたいですが、おむつを替えたり、あやしたり等男性でもできることはたくさんありますから、妊娠期間中に勉強しておくと良いでしょう。
出産後しばらくは男も耐えどころ
出産後、奥さんは育児でなかなか外に出られなくなります。その中でストレスを発散しようとしたら、夫に当たるしかないという人も少なくありません。
仕事で疲れている中で、ストレスをぶつけられてカチンとくるのは分かりますが、言い返したところで夫婦仲がこじれるだけです。
また妻がイライラする原因として、夜泣きに対応するために、睡眠不足になるからと言うのがあります。
そのため、休みの前の日くらいは、夫が夜泣きに対応して、睡眠時間を確保してあげることで、イライラも少なくなるでしょう。
まずは夫婦で話し合い
育児に関しては、男性にも女性にも言い分はあります。
お互いに我慢して爆発させるよりは、まずは話し合ってお互いの状況を理解するところから始めてはどうでしょうか。