お試しプランを利用する

お試しというと、一番身近なものとしては食品売り場の試食でしょうか。最近は化粧品もお試し版などが無料もしくは安価で提供されることもあります。そして、いよいよ格安SIMについても、本契約前に試せるところが出てきました。その中の1つDTI SIMの半年間お試しプランについて、分かりやすく説明します。

半年間お試しプランとは?

半年間お試しプランには、データプラン/データSMSプラン3GBの半年間か、電話通学プラン3GBがあります。
データプランとデータSMSプランは、SMSがついているかどうかの違いだけで、半年間お試しプランとしては、あまり変わりません(以降データプランで統一)。
データプランの場合、月額0円で半年間使える、それこそ「お試し」という言葉がぴったりのプランですが、音声定額の場合はあくまで「割引」らしく、1,480円が月額として必要になります。

それでも電話定額プランは、通常料金2,270円ですから800円程度安くなっています。
月額に関してはこのような形になりますが、初期費用として3,000円程度かかりますから、忘れないようにしてください。DTI SIMのほかにもお試しがあるMVNOはありますが、その中でも半年というのは比較的長期間となります。その間に、じっくり考えることが出来るでしょう。

データプランでお試ししたとき

前述通り、SMSがついているかどうかで値段は変わりませんから、付けてもらって損はないでしょう。
むしろ、データ専用よりも、SMSを付けていた方が実際に利用を始めてから便利です。
お試しで気に入って、そのまま本契約をする場合でも、SMSはできるだけつけておくことをお勧めします。

データプランの場合月額は0円で、初期費用が3000円です。無理やり月額換算にしたら、1か月500円で格安SIMを試せると言うことになります。
もしも、途中で半年間お試しプランから、プラン変更した場合には、月額が無料になる割引は受けられなくなるため注意しましょう。
また、最低利用期間は設定されていません。

そのため、割引期間が終わるタイミングで解約しても、解約金などは掛かりません
通常のプランとの違いは、期間中データの繰り越しが出来ないくらいで、音声通話なしの格安SIMでどのくらいのことを出来るのか、自分の使い方に合わせて試すには最適なシステムと言えるでしょう。

電話定額プランでいった時

月に1,480円の料金はかかりますが、5分以内の電話かけ放題がついているため、短い電話であれば通話料をかけずに通話することが出来ます。
電話かけ放題ですが、通話中5分経ったとしても、知らせてくれるものはなく、5分より後は20円/30秒の通話料が必要です。
データプランではありませんでしたが、音声定額プランだと12か月の最低利用期間が存在します。

お試し期間は半年間で、最低利用期間が12か月だとどう見ても時期にずれがあります。
最低利用期間を待たずに解約しようと思ったら、違約金が発生するため、電話定額プランでの半年間お試しプランは「お試し」と言うよりも契約半年間の「特別割引」と考えた方がよさそうです。
出来る事なら、最初にデータプランで試してみて、気に入ったら半年お試しプランの電話定額で乗り換えるとしたいところです。

しかし、お試しはどちらか(どれか)しか選べません。
それもあって、定額プランをお試しで利用するには、少し使いにくい部分もあるのではないでしょうか。

試したいのであればデータプランを

「お試し」という観点から見ると、やはり初期費用だけで済むデータプランを選んだ方がお得感があります。電話定額プランを利用したいと言うときには、この「お試し」期間の終了後に思い切って、乗り換えてしまうくらいの心構えがあった方が良いかもしれません。