ウォーターサーバーと浄水器の違いって何?徹底的に比較してみました!

ウォーターサーバーと浄水器トップ

ウォーターサーバーと浄水器にはどんな違いがあるのでしょうか?調べてみると、互いに異なる点がいくつも見つかりました。いずれも飲料水が飲めると言う点は同じですが、根本的な違いは下記の表に記載した点にあります。

ウォーターサーバーと浄水器の特徴

ウォーターサーバー
浄水器
ペットボトル
表内のウォーターサーバー画像小
表内の浄水器画像小
表内のペットボトル小画像
サーバーをレンタルし、水を購入するろ過装置を用いて、自宅の水道水を安全でキレイな水に変えるスーパーやコンビニで手に入り、ボトルに入った水を購入する。

ウォーターサーバーは宅配水業者と契約をし、サーバーをレンタルして自宅に設置します。そして、決まったサイクルの定期配送、または必要な時に電話やメールで注文をする都度配送により、自宅に水を届けてもらうというシステムです。

一方、浄水器は、大型スーパーや家電量販店・インターネットサイトなどで購入し、自分で取り付けを行います。ビルトインタイプのみ工事が必要となるため、メーカーから購入し取り付け工事をしてもらうのが一般的です。

ウォーターサーバーと浄水器の水の種類って選べるの?

ウォーターサーバーと浄水器の水の種類って選べるの?

ウォーターサーバーの特徴としてあげられるのが、水の種類が選べるということです。

原水をRO膜(逆浸透膜)によってろ過し、ほぼ100%不純物を除去したRO水や、RO水にミネラル分を添加したミネラルウォーター、また長い年月をかけ大自然の地下に浸透した水をくみ上げた天然水などがあります。

また最近では、女性に嬉しい美容成分のバナジウムやシリカなどを含んだものまであります。ウォーターサーバーは、このような様々な特徴を持つ水の中から、味や効能・用途によってお好みの水を選ぶことができます。

一方、浄水器は、自宅の水道管や蛇口などにろ過装置を取り付けたり、水道水をろ過装置に入れたりすることで残留塩素や、カビ・カルキ臭、有機物などを取り除き、安全でキレイな水に変えるという仕組みです。

浄水器から出てくる水は当然のことながら水道水なので、水の種類を選ぶことはできません。

ウォーターサーバーと浄水器の設置スペースってどれくらい?

蛇口直結型やビルトイン型の浄水器の場合、設置スペースはほとんど必要ありません。据置型は幅A4サイズほど、奥行10cmほどのスペースをシンク周りに確保する必要があります。

ウォーターサーバーには床置型と卓上型がありますが、底面はいずれも縦横30㎝四方、高さは床置型で120㎝、卓上型で70㎝ほどが一般的なサイズです。他にストック分のボトルを数本保管しておくスペースも必要になります。

▼ウォーターサーバーの設置に役立つサイズ比較ページです。
ウォーターサーバーのサイズ(幅、奥行き、高さ)を比較

ウォーターサーバーは災害時にも使える!

ウォーターサーバーは地震や台風などの災害時、水道水が止まった際にも活用できます。消防庁では、水は1人あたり1日3Lを、最低でも3日分確保しておくことを推奨しています。

4人家族の場合、36Lの備蓄水が必要ということになります。2Lのペットボトルに換算するとその数なんと18本。保管場所を確保しておくのも大変です。

その点、ウォーターサーバーのボトル水は、1本が12Lと大容量なので、家族4人×3日分が3本でまかなえます。飲み終わるごとに新しい水を追加しておけば、賞味期限を気にする必要もありません。

また、ウォーターサーバーは、電力の供給が止まった際にも給水が可能です。ですからウォーターボトルを数本ストックしておくことで、ライフラインが止まった災害時でもいつも通りに水を使用することができるのです。

ウォーターサーバーと浄水器、コストがかかるのは?

ウォーターサーバーと浄水器は、どちらも日常生活では必需品ゆえに、かかるコストが気になりますよね。毎日使うものだからこそ知っておきたい、ウォーターサーバーと浄水器のコストについてまとめました。

初期費用はいくらかかるの?

初期費用はいくらかかるの?

多くの場合、ウォーターサーバーはレンタル、浄水器は購入することになります。ウォーターサーバーの場合、サーバー設置料は無料というところがほとんどなので初期費用はかかりません。

一方の浄水器は、蛇口に直接取り付ける蛇口直結型、シンクに設置する据置型、シンク下に設置するビルトイン、ポットの中にカートリッジが入っているポット型など多くの種類があり、本体価格はピンからキリまであります。

例えば、最も安い浄水ポットは数千円、蛇口直結型は1万円前後、据え置き型は2~8万円、最も高額なビルトインは10万円以上するものもあります。初期費用に関しては、ウォーターサーバーより浄水器の方がかかると言えるでしょう。

月々かかる水代はどれくらい?

ウォーターサーバーは、なくなる度にウォーターボトルを購入する必要があるため、飲めば飲むほどコストが高くなります。水の代金は12L入りが1,200~1,900円ほどなので、月に4本(48L)頼んだとして最低でも月々5,000円以上はかかってしまいます。

一方、浄水器は、初期費用こそかかりますが使用するのは水道水なので、沢山飲んでも毎月かかるのは水道料金のみということになります。

その他のランニングコストって?

ウォーターサーバーを使用する際、水代のほかに必ずかかるのが電気代です。月々1,000円ほどが相場ですが、最近は節電タイプのサーバーも出ており、その場合は月額400~700円ほどになります。

他に、会社によっては月々のサーバーレンタル料・水の配送料がかかる場合もあります。また、1~2年に1度サーバーのメンテナンス料がかかることもあります。

一方、浄水器で水道代以外に必要なのが、カートリッジ代です。本体同様、浄水器の種類によってカートリッジの価格や交換頻度は異なります。例えば蛇口直結型のカートリッジの相場は2,000~5,000円ほどで交換は1~3ヶ月ごとです。

据置型のカートリッジは10,000円以上するものもありますが、交換頻度は1年ごとのものが多いです。いずれにしても月々に換算すれば1,000~2,000円ほどと、それほど高いものではありません。

全体で見ると…

浄水器は、初期費用はかかりますが、その後継続していくにあたってかかるのは、数ヶ月に1回のカートリッジ代と水道料金のみになります。そのため、飲む量に比例してコストが上がるウォーターサーバーに比べ、安く利用できるということになります。

赤ちゃんが安心して飲めるのはどっちの水?

赤ちゃんが安心して飲めるのはどっちの水?

衛生面で考えた場合、断然ウォーターサーバーがオススメです。なぜなら、浄水器は衛生管理が少々難しいからです。

浄水器は、フィルターによって不純物を除去することでキレイな水を作るという仕組み上、水をろ過する度に取り除かれた不純物はフィルターに蓄積されていきます。

そのため、時間の経過とともに蓄積され続けた不純物が徐々に目詰まりを起こし、フィルターの除去能力が弱くなってしまうのです。

カートリッジの交換をせず、いつまでも古いものを使い続けていると、ろ過能力が低くなるだけでなく、最終的には溜まっている不純物を水道水に吐き出してしまう可能性もあるのです。

また、水回りの近くに設置することの多い浄水器は濡れていることが多いので、雑菌の繁殖も心配です。浄水器を使用する際は、こまめに水滴を拭くなどして清潔に保つよう心がけなければなりません。

一方、ウォーターサーバーの水は、無菌状態の工場で細心の注意をはらい、生成・充填・検査を行っています。また、タンク内を自動でクリーニングする機能がついているものも多いため、水質・サーバーとも衛生面での心配はほとんどありません。

さらに、ミネラル分を含まないピュアウォーターを選べば、内臓機能が未発達の赤ちゃんにも体への負担を気にすることなく安心して与えることができます。

もう1つ、ウォーターサーバーが赤ちゃんのいるご家庭にオススメな理由は利便性です。ほとんどのウォーターサーバーでは温水と冷水の両方を使うことができるため、ミルク作りが本当に楽になります。

通常赤ちゃん用のミルクは、水道水のカルキを抜くためにお湯をしっかり沸騰させ、ミルクを溶かし、その後常温まで冷ますなど、かなり手間がかかります。

真冬の夜中などは、ミルクが出来上がるまでの時間、寒いキッチンに何分もいなければならないためママはとても大変です。

コックをひねるだけで温水と冷水が使え、あっという間にミルクを作ることができるウォーターサーバーは、ママにとっても赤ちゃんにとっても有り難い存在なのです。

ウォーターサーバーと浄水器、ペットボトルのメリットとデメリットってなにがあるの?

ウォーターサーバー・浄水器・ペットボトルのそれぞれのメリット・デメリットについてまとめてみました。

メリットデメリット
ウォーターサーバー天然水・RO水など、水の種類が選べるサーバーの設置スペースや水ボトルの置き場所が必要
水がおいしい飲んだ分だけ水代がかかる
お手入れが比較的簡単注文・ボトルの設置・処分などの手間がかかる
冷水・温水が利用できるほか、サーバーに様々な付帯機能がある電気代・メンテナンス料などランニングコストがかかる
備蓄水として利用できる申し込み後、サーバー設置までに時間がかかる
停電時も使える
浄水器ランニングコストが安い使えるのは常温だけ
あまり場所をとらないお手入れが面倒
思い立ったらいつでも始められる数ヶ月に1回カートリッジの交換の必要がある
ペットボトルスーパー・コンビニなど、どこでも買えるなくなる度に買いに行く必要がある
水の種類が選べる空ボトルが溜まる
飲んだ分だけ水代がかかる

ウォーターサーバーは、ランニングコストが高い、注文・受取などに手間がかかるなどのデメリットもありますが、各社こだわりを持った水を提供しているため、水のおいしさには定評があります。

また、衛生面に優れている点やウォーターサーバー自体の便利な機能もメリットと言えるでしょう。

浄水器は、カートリッジ以外ほとんどお金がかからないのが最大のメリットです。ただし、水の種類が選べないこと、地域によって水質にばらつきがあるのが難点です。

また、カートリッジ交換以外にも、衛生的に使うためこまめなお手入れも必要になってきます。

まとめ

カートリッジ代と水道代だけで、好きなだけキレイな水が飲める浄水器は、コスト面で考えれば圧倒的にお得です。

しかし、水のおいしさや安全性、サーバーのお手入れのしやすさなどにもこだわりたい方にはウォーターサーバーがオススメです。

ウォーターサーバーのもう1つのオススメポイントとして、機能性の高さが上げられます。中でも便利なのが冷水・温水機能です。浄水器は水道の水をろ過しているので、出てくる水は常温です。

一方ウォーターサーバーは、4~10℃ほどの冷水と85℃前後の温水がコックをひねるだけでいつでも使うことができます。機種によっては、冷水・温水合わせて4段階の水温調節ができるサーバーもあります。

ウォーターサーバーは電気代がかかりますが、冷蔵庫を開け閉めしてペットボトルの水を出したり、ガスや温水ポットでお湯を沸かしたりする必要がないので、むしろ光熱費を削減できる可能性もあるのです。

水は毎日飲み、私たちの体を作っていくものです。ですから、コストだけではなくおいしさや安全性、そして長く使うためにはお手入れのしやすさや利便性なども重要なポイントになります。

それらを総合的に判断すれば、ウォーターサーバーを選ぶ方が賢い選択ではないでしょうか。

この記事を書いた人

私はウォーターサーバーに関する記事を読んだことがきっかけで、その利便性と環境への利益に魅了され、自宅に導入しました。おかげで清潔で安全な水の利用とエコな生活が可能になりました。当サイトではウォーターサーバーの情報を幅広く提供し、読者のライフスタイルに合った商品選び野お手伝いをしていきます。

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