ウォーターサーバーを選ぶ際、水のおいしさや維持費を気にする方は多いですが、音を基準に選ぶ方は少ないと思います。
それどころか、ウォーターサーバーから音がするということ自体、考えたこともない方が大多数なのではないでしょうか。
しかし、実際はどのウォーターサーバーも多かれ少なかれ稼働する際には音がします。ここでは、具体的にどんな音がするのか、またその原因や対応策についてご説明したいと思います。
目次
まずは各メーカーの音に関する口コミを見てみよう
ウォーターサーバーの音は各メーカーによって異なります。それは、機種によってサーバーや水ボトルの形状、内部の仕組みが異なるからです。それぞれのメーカーの音に関するウォーターサーバー口コミを比較しながら見ていきましょう。
アマダナは無音に近い状態で使えます
クリティアから販売されているamadana(アマダナ)に関しての騒音の口コミは見当たりません。時折、水温を調整するためのモーター音がわずかに聞こえる程度で、基本的は無音に近い状態のようです。
サントリーウォーターサーバーは温度調整次第で静かに!
オートクリーンシステムが作動している間の「ブーン」というモーター音が気になるという口コミもありますが、音が大きいのは数分間のようです。
また、通常よりお湯がぬるい弱温モード、水が常温になる弱冷モードなどの省エネ設定をすることで、モーター音がかなり静かになるようです。
フレシャスのウォーターサーバーが静かな理由とは?
フレシャスのウォーターサーバーは他社のサーバーと比べても静かです。そこで、その2つの秘密を紹介していきます。まず1つ目にフレシャスは、水の容器を吸水口の近くである上部に設置できるようになっています。
容器を上に設置でいることで水のくみ上げをする必要がなく、その時に発生するモーター音がしませんから静かなのです。
そして2つ目に音が少なくなるように、ポンプや内部を開発段階から工夫しています。後からではなく「最初から」音が少なくなるように設計されているからうるさい騒音が発生しないのです。
実際にフレシャスの音量を測定した結果はフレシャス・デュオが24.1dB、フレシャス・スラットが25.1dBと計測されました。図書館の音の大きさが一般的には40dBなので、図書館に置いても気にならない程度の大きさだと言えます。
そしてフレシャスは卓上型のコンパクトなウォーターサーバー、フレシャス・デュオミニも販売しています。デュオミニはペルチェ冷却方式という音の少ない方式を搭載しているので、より静かに、そして測定でも14.4dBという数値をだしています。
木の葉の擦れ合う音の大きさが20dBなので、狭い部屋であってもほとんど気になりません。フレシャスは水の容器を上部に設置できること、最初の段階から静音を意識して開発したことにより、静かなウォーターサーバーとなったのです。
そして卓上に置けるミニタイプは寝室に置くことも考え、より一層静音性を重視して開発されていますから用途によって選ぶことができて便利です。
従来のウォーターサーバーと比べると、フレシャスは水の循環方法が違うので静音性が抜群。
フレシャスのウォーターサーバーの人気の理由の一つに「静音性」があるのはお分かり頂けましたでしょうか?さらに詳しい情報は公式サイトで詳しく確認してみましょう。
アクアクララのサーバーはとても静か!
本当に電源が入っているか疑ってしまうほど静かだと評判なのがアクアクララです。ボトルの水がタンクに入る際に「ゴボゴボ」と空気が入る音以外はとても静かなサーバーと言えます。
コスモウォーターは水の交換は楽だけど…
コスモウォーターで良く聞かれたのが、コックから水を出した直後、下の水ボトルからタンクへ水を汲み上げる「ウィーン」「ブーン」という音が気になるという声です。
サーバー上部にボトルを置くタイプに比べ、水の交換が楽という大きなメリットがありますが、この仕組みが音に関してはデメリットになるようです。
また、通常のモーター音も冷蔵庫並みにするという声も多く聞かれました。水を使った際にウォーターボトルが圧縮される「ペキペキ」という音も慣れるまでは多少気になるようです。
ウォーターサーバーの音がうるさい原因は?
口コミから分かってきたウォーターサーバーの騒音に関して、音がする原因や、いつどのような音がするのかを検証してみました。
ウォーターサーバーのモーター音
ウォーターサーバーの内部にはタンクが入っていて、中の水を一定の温度に保つために常にモーターが動いています。このモーター音は冷蔵庫の音と似た「ブーン」という音でサーバーの背面から聞こえます。
エアコンや加湿器・除湿機などと同様、生活音と考えればさほど気になるものではない場合がほとんどです。
ただし、水ボトルを交換した直後や、一度に沢山の水を使用した際には、新たに大量の温水や冷水を作ろうとモーターがフル稼働するため、一時的に音が大きくなることがあります。
ウォーターサーバーの騒音には他にどんなものがあるの?
回収して再利用するタイプのガロンボトルは、コック(蛇口)から水を出す度に、「ゴボゴボ」という音がします。これは、上部に設置されたボトルからタンク内に水を送りこむためです。
また、水が減る度に圧縮するタイプのボトルの場合だと、「ペキペキ」「バキバキ」といった、ペットボトルが潰れるような音がします。
足元に水ボトルを設置するタイプのサーバーの場合、水を使う度にボトルからタンクへ水を吸い上げる「ブーンブーン」という音が数秒間します。
この音はメーカーによって、多少気になる程度というものから、かなり大きな音がするというものまで様々です。
他にも、オートクリーンシステム(水タンクや配管に高温のお湯を循環させて、サーバー内に雑菌が繁殖しないようにする)が搭載されているサーバーの場合、機種にもよりますがシステムが稼働している2時間ほどの間は、「ブーン」というモーター音がします。
ウォーターサーバーの音への対策
サーバーから出る音が大きい機種も中にはありますが、多くはフローリングやコンクリート・ガラスなど、音が反響しやすい場所にサーバーを設置することで、実際の音は小さくても大きな音に聞こえてしまうといったケースがほとんどです。
では、気になる音をできる限り抑えるにはどうしたら良いのでしょうか。
ウォーターサーバーの音を静かにする事はできるの?
多少の音でも一度気になってしまうとなかなか落ち着かない・・・と、いった場合でも大丈夫です。すぐに実践できて、カンタンな方法やサーバーの選び方まで効果的な6つの方法をここでご紹介していきます。
- 防音マットを敷いてみる
フローリングの場合、サーバーの下に防音マットを敷くことで、振動を軽減し音の伝わりを防ぐことができます。ウレタン製やゴム製のものがあり、料金は1,000円台で買えるものから5~6,000円ほどするものまであります。
- 壁や家具から離して設置しよう
サーバーが家具や壁に直接触れると、振動が共鳴して音が大きくなる場合があります。サーバーの注意書きにもあるように、背面は放熱も考慮に入れて10㎝ほど、側面は3㎝ほど壁や家具から離して設置しましょう。
- オートクリーンシステムが稼働する時間帯を調整してみる
タンク内のお湯を循環させるオートクリーンシステムが搭載されている場合、稼働中のモーター音が気になることがあります。
システムが稼働する時間(約2時間)を、音の気にならない日中や外出時などに設定するようにしましょう。
- ワンウェイボトルを利用する
ガロンボトルのボコボコと空気が入る音が気になる場合は、水を使う度にボトルが収縮するワンウェイ方式のボトルを選びましょう。
ただし、ペットボトルタイプの「ペキペキ」とした音も気になるという方は、柔らかいポリエチレン製のウォーターバッグがオススメです。
- 設置場所を工夫しよう
静かな寝室ではなく、リビングやキッチンなど音が気にならない場所にウォーターサーバーを設置しましょう。
- 静音設計のサーバーもあるんです!
メーカーや機種によっては、稼働音が限りなく小さい静音設計のサーバーもあります。どうしても寝室に置きたい方やワンルームの方などは、静音設計があるかどうかもウォーターサーバーを選ぶ際の判断材料にしましょう。
静音のウォーターサーバーとは?
電気代が安いことで人気の省エネサーバーは、静音の面でも優れている場合が多いです。省エネ設定は、お湯の温度を低めにしたり、冷水の温度を高めにしたりすることで、お湯を沸かしたり冷却するための電力を抑えるというシステムです。
つまり、省エネ設定時は通常よりもモーターを使わないため、音も抑えられるというわけです。夜間など音が気になる時間に省エネモードにしておくことで、音に関するストレスを軽減することができます。
また、「お湯はあまり使わない」「小さな子どもがいるから温水はヤケドが心配…」という方であれば、冷水専用のウォーターサーバーもオススメです。
サーバーの騒音の中でも特に気になる方が多いモーター音は、お湯を沸かす際には冷水以上に電力を多く使うため、どうしても音が大きくなってしまいます。
思い切って温水機能がないサーバーを選べば、音の問題を根本的な部分から解決することができます。
まとめ
音に対する感じ方は人によって違います。冷蔵庫やエアコンの音が気になる人もいれば、全く気にならない人もいますよね。
また、日中は感じなかったモーター音が、夜中や就寝時など周りが静かだと耳につくといったこともあるでしょう。
しかし、音が気になるからといってサーバーの電源を切ってはいけません。サーバー内は一定温度を保つことで菌の繁殖を抑えたり、殺菌をしたりしているため、電源を切ってしまうとサーバー内の衛生状態を保つことができなくなってしまいます。
ですから、音に敏感な方や寝室など静かな場所に置く予定のある方は、静音設計のサーバーを選ぶことをオススメします。
また、設置した当初は聞き慣れない音に敏感になっていても、実際の音の大きさとしては冷蔵庫の音よりも小さいくらいなので、すぐに気にならなくなる方が多いようです。
無料のお試し期間があるメーカーであれば、実際に使ってみて体験してみるのも良いかもしれません。
ただし、テレビの音量に影響が出るほどうるさい場合や、大きな振動を伴う音がする場合は、不具合や故障の可能性も考えられるので、カスタマーセンターに連絡し、交換をお願いしてみましょう。
コメント