スマホのセキュリティ

スマートフォンを利用するにあたっては、ウィルスやトロイの木馬に始まり、SNSやアプリの乗っ取りなど、様々なセキュリティ面の問題があります。多くの人が何らかの策を講じているとは思いますが、出来ればそのままでもある程度の防御力は持っていてほしいものです。そこで、格安SIMのセキュリティ面について、わかりやすく説明します。

大手キャリアとの違い

格安SIMだからという理由で、セキュリティ面に問題があるという話は聞きません
大手キャリアだのものだからと言って、絶対に安心という話も聞きません。
ですが、細かく見ると、それぞれに違いがあります。

まず、格安SIMについてですが、キャリアメールのようなものがないところが多く、その代わりとしてフリーメールを使うことになるでしょう。
キャリアメールだと、初めからブロック機能があり、迷惑メールや不審なメールは送られてこないようになっています。
例えばフリーメールが、デフォルトでブロック対象になっているなどです。

そのため、格安SIMを使うときには、自分でブロック設定を行う必要があります。
とにかく怪しいメールは開かないことを徹底すれば、あまり気になる問題ではないかもしれません。
また、キャリアが契約の時に推奨セキュリティオプションをわかりやすく押してくれるのに対して、格安SIMだとそこまで詳しく説明されないことが多いと言えます。

ですから、気になる点は自分で質問することが大事になります。

良くないと感じたものには近寄らず

格安SIMに限ったことではないですが、安全対策の1つとして、危ないと思うことには手を出さないというのが大事です。
eメールの話としては、テレビのニュースなどでも放送されていましたが、相手から送られてきたeメールを開いたら、データを盗られたという事件がありました。
それも個人というよりも、大手の企業であったり、国の機関であったり、いかにもセキュリティが硬そうなところでです。

どれだけ策を講じても、使う人間のセキュリティ意識が低ければ、簡単にウイルスに感染してしまう世界ですから、危ないものには近寄らない精神は大事です。

例えば、信頼できるかわからない会社のアプリをダウンロードして使用するのは、避けた方が良いでしょう。
Google Playなどにあるものでも、審査を上手く潜り抜けてくる可能性は否定できません。

評判などはある程度調べられると思いますので、自分で調べて、考えてからダウンロードするようにしてください。
その際、権限のチェックは確実に行っておきましょう。
その他の対策としては、OSを最新バージョンにしてくことや、アプリのアップデートをしておくこともセキュリティ対策になります。面倒と思って後回しにせずに、適宜、行うようにしてください。

アプリやオプションを利用する

MVNOであまりオプションの説明がされないからと言って、オプションがないわけではありません。
だいたいどこの会社でも、セキュリティ面のオプションを用意していますから、それを利用するのもいいでしょう。
包括して対策してくれるものもありますが、例えばeメールだけといったように、個別にオプションがある事もありますから、自分の利用状況に合わせて選んでみてください。

ただし、eメールをしないのに、eメール対策のオプションを入れても意味はありません。
それならば、セキュリティアプリをインストールしておく方が良いでしょう。
有料のものの方がより安心はできるとは思いますが、無料だから全く効果が期待できないというわけでもありません。

多くの場合、自分の利用状況との兼ね合いですから、自分が何をよく使うのかをまずは考えてみましょう。

セキュリティも自分自身で決める

大手キャリアと違い、MVNOではセキュリティ面でも、必要と判断するのも自分自身ですし、対策を考えるのも自分自身で行うことになります。
最初は面倒と感じるかもしれませんが、過不足なくセキュリティを入れることが出来れば、最小限のコストで、最大限の効果を発揮してくれることでしょう。