格安simにガラケーはあるのか

今や携帯電話と言うと、スマートフォンの登場前の端末というイメージが一般的だと思います。特に日本の携帯電話をガラパゴス・ケータイ。通称。ガラケーと呼んでいた時代がありました。今回は、そんなガラケーにも格安SIMというものは存在するのかについて調べて見ましたので、分かりやすく説明したいと思います。

スマホ用のsimで一応使う事は可能

SIMカードとは、データ通信を行ったり、個人を認識したりするために使うものです。そのため、ガラケーにスマートフォンのSIMカードを入れて使うことも一応可能です。

ただし、SIMカードには標準・micro・nanoの3種類の大きさがありますから、それに対応している必要はあります。
対応していれば、格安SIMを使い疑似的に格安ガラケーも作ることも出来るでしょう。

しかし、スマホのSIMカードをガラケーに入れた場合、データ通信を行うことはできないため、音声通話やSMSを利用することに限定されます。

ガラケーは通話だけが出来れば良いという人もいるとは思いますが、現在の格安SIMはデータ通信が基本です。
そのため、データ容量○GBでいくらという月額基本料金に、音声通話やSMS、通話オプションなどを追加するため、疑似的な格安ガラケーを作った場合、データ通信分の料金が無駄になってしまいます。

また、通話に特化した格安SIMは珍しく、何時間でも電話し放題というプランというのは、現在では取り扱われてはいないのではないでしょうか。

ガラケー用の格安simも存在している

一応ガラケー向けの大手キャリア以外のSIMカードというものも、存在しているようです。
スマホ用の場合、APN設定などを行い、データ通信が行えるようにしないといけないのですが、ガラケー用ではSIMカードを挿すだけで使うことが出来ます。
利用するにあたっては、スマホよりも簡単だと言えるでしょう。

無料通話もついているため、通話メインだという人には向いているプランだと思います。

制約としては最低利用期間が10か月程度ありますが、ずっと使い続けるならあまり気になるところではないかもしれません。
ただし、料金はキャリアでガラケーを使っているときとあまり変わらず、データ通信を行えないそうです。

データ通信が行えないから、APN設定を行う必要がなく、利用が簡単という側面がありますが、これを格安SIMと表現して良いかと言われると、本人の印象によるでしょう。

電話とメールだけでもスマホの方が良い?

携帯電話はメールと通話だけで十分という使い方をしている人が、ガラケーを使っている人には多い印象があります。
ですが、格安SIMとして比べた場合、メールを利用するのはガラケーで行うよりも、スマホの方がやり易いものです。

正確に言うなら、通話の面に関しても、nifmoのかけ放題などを利用すれば、月額2,640円で行うこともできます。
あまり長電話をしない、1回5分以内、3分以内という人であれば、さらに会社の幅を広げて通話機能を選ぶことが出来るでしょう。

スマホは使いかがわからないにくいという人であっても、メールと通話だけであれば、よほどのことがない限りわからないということはないと思いますし、これを機にスマホに乗り換えてもいいのではないでしょうか。

格安ガラケーは難しい

格安スマホがあるなら、格安ガラケーもあってしかるべきと考える人もいるかもしれません。
ですが、まず技術的に、データ通信を行うことが出来ないことが、携帯電話の大きなマイナス要因と言えるでしょう。
また、スマートフォンが主流になっていく中で、利用者が集まらなければ、企業側としてもガラケーの格安SIMは取り扱いにくいという事情もあるのではないでしょうか。