大人のニキビは青汁で治る！？

大人になったのに、ニキビができるようになってしまったと、困っている人意外と多いのではないでしょうか。
特に人前に出ないといけない職業の人だと、ちょっとしたニキビでも大問題ということもありますよね。
青汁なら、健康に気を使いつつ、ニキビ対策にもなるということをご存知でしたか。

ニキビはどうしてできるの？

ニキビは基本的に、毛穴に皮脂が詰まってしまうことが原因で、起こります。
思春期だと、年齢のせいで皮脂の分泌が活発になっていますから、ニキビができやすいというのは、ある意味で仕方がないものです。
この年代のニキビは、思春期ニキビと呼ばれ、皮脂がたまらないように正しい洗顔をすることで改善することができます。

それに大人になることで、皮脂の分泌が落ち着き、改善されるでしょう。
ですが、20歳を超えても、ニキビができる人がいます。
大人になってできるニキビは、大人ニキビと言って、思春期ニキビとはまた違っていくつか原因が考えられます。

1つ目に肌の乾燥です。
乾燥と皮脂というのが結びつかない人もいるかもしれませんが、そもそも人の肌にはある程度の皮脂が必要です。
乾燥しているということは、皮脂が足りていない状況になりますから、それを補うためにたくさんの皮脂が分泌されるようになります。

ほどほどならいいのかもしれませんが、それが過剰になってしまうと、毛穴を詰まらせてニキビになってしまいます。
それと同時に、乾燥肌は肌のターンオーバー（新陳代謝）が乱れて、角質が硬く厚くなります。
想像はしやすいと思いますが、角質が硬く・厚くなれば、毛穴を狭めて詰まりやすくなるのです。

2つ目に栄養バランスの乱れです。
美容や健康を改善させようとすれば、必ずと言っていいほど食生活については、言及されますが、ニキビ対策でも同じことが言えます。
例えば、脂肪分や糖分は、皮脂の栄養となりやすくなりますから、摂りすぎれば当然皮脂が分泌される量も増えて、ニキビにつながります。

また、脂肪分や糖分を摂ると、肌を健康に保ってくれるビタミンやミネラルが大量に消費されてしまい、肌トラブルにつながることもあります。
肌トラブルで、毛穴が詰まりやすくなれば、それだけでニキビのリスクが増えるわけです。
つまり、脂っこい食事や甘いお菓子ばかり食べて、野菜を食べないと簡単にニキビができてしまうわけですね。

このほかにも、ホルモンバランスの乱れや、腸内環境の悪化による皮膚の新陳代謝の悪化、ストレスなども、大人ニキビになるリスクを高めます。

青汁はニキビ対策になるの？

大人ニキビですが、本当に青汁で治るのと疑問に思う方もいるでしょう。
まず大前提として、ニキビができたからと青汁を飲んだとして、すぐに良くなるということは、ほぼありません。
ニキビができたから、すぐに治したいというときには、病院に行って医薬品をもらってくるのが、手っ取り早いでしょう。

ですからここで話すのは、あくまでもニキビ「対策」として、考えてください。
さて、ニキビになる原因は既述しました。大雑把に言ってしまえば、体の内から肌をきれいにしてしまえば、おおよその問題は解決するわけです。
逆に表面的に、例えば乾燥肌に対して、一時的に外から潤いを与えたところで根本的な解決にはなりません。

まず、肌のターンオーバーの乱れは、その多くが野菜不足だと言われています。
女性だとダイエットのためと、朝食を抜く人もいるかもしれませんが、そうすることにより野菜の摂取量も少なくなるのです。
そんなときに青汁は、カロリーを極端に増やすことなく、野菜不足を緩和してくれます。
もちろん、青汁だけで1日に必要な野菜すべてを補えるわけではありませんが、朝食代わりに青汁を飲んだとして、昼食と夕食で意識して野菜を食べれば十分な量になるでしょう。

それから乾燥肌ですが、肌の水分の保持やバリア機能を持つ「セラミド」の不足が原因であることが多いです。
セラミドを体内で作るには、白菜やキャベツなど、血行を促進させるものや、抗酸化作用があるニンジンやトマト、ほうれん草などの緑黄色野菜、ターンオーバーを促すビタミン類が必要になります。
青汁なら、これらの野菜を摂ることができます。

ニキビが腸内環境の悪化であっても、青汁は効果を発揮してくれます。
腸内環境を整える時によく聞くのは、食物繊維ではないでしょうか。
青汁には、食物繊維が豊富に含まれていますから、腸内環境を整えるのにも活躍してくれます。

ホルモンバランスが気になるのであれば、大豆などイソフラボンが入ったものを選ぶことで、整えることもできるでしょう。

ニキビに利く青汁を選ぼう！

これで青汁がニキビ対策になるということが、わかってもらえたと思います。
ですが、一口に青汁といっても、たくさんの商品が出ていますよね。
人によって、ニキビの原因も変わってきますから、「この商品が最もニキビに良い青汁です」と紹介するのは、難しいです。

ですから、買ってみようかな、と思う青汁の栄養表示や原材料名などを見比べてみてください。
ニキビ対策として、特に気にしておきたいのが、ビタミンB郡とビタミンCでしょうか。
選んだ青汁の中でも、これらが多いものを選ぶといいでしょう。
加えて乳酸菌が入っているものを選ぶことで、より腸内環境を整えることができます。

そして、何よりも大事なのが、続けられそうなものを選ぶことです。
今までの話が無駄になってしまいそうな感じがしますが、原材料が違うとは言っても、大体の青汁はビタミンや食物繊維が豊富です。
当然少しでもいい効果を求めるのであれば、中身までこだわったほうが良いですが、それ以上に続けることが大事。

繰り返しになりますが、青汁を飲んだからとすぐに良くなるものではありません。
長い時間をかけて、ニキビができにくい体を作っていくものだと考えるようにしてください。
仮にこれ一杯で1日分の野菜が取れるという商品があったとしても、3日でやめてしまえば、効果はないのです。

それよりも、多少砂糖が入っていたとしても、飲みやすく毎日続けられるものを選んだほうが、ニキビには効果があるといえるでしょう。
同じように、続けられる値段というのも大切になります。1箱で何日分も入っているかもしれませんが、効果を実感できるまでには、半年かかることも珍しくありません。
ですから、まずは半年続けられる値段であるか、出来るならそのあとも飲み続けられるものを選ぶようにしましょう。

ニキビ対策は青汁だけよりも複数続けたほうが効果的

青汁がニキビに効果があるという話をしてきました。
ビタミンだけでなく、食物繊維も豊富な青汁は、食生活という面では改善することができます。
ですが、ニキビの原因は職だけではありませんよね。

ストレスが原因であれば、解消する方法を探さないといけませんし、規則的な生活も大切になってきます。
それに、青汁を飲んでいるからと、食生活を疎かにすれば逆効果になるでしょう。
ですから、青汁だけに頼るのではなく、ニキビ対策の1つとして、青汁も飲むくらいの気持ちでいることをおすすめします。

体に良い青汁はアトピーにも効果があるって知っていましたか？

アトピー、つまりアトピー性皮膚炎は、20歳以下の10人に1人がかかっているともいわれているそうです。
成長とともに、良くなっていくとも言いますが、成人してもアトピーに悩まされている人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、青汁です。青汁がアトピーとどう関係してくるのか、

アトピーの原因って何？

かゆくて、ジュクジュクしていて、早くどうにかしたいアトピーですが、そもそもアトピーがどういったものなのかから、話をしていきましょう。
アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症を伴う病気で、湿疹とかゆみが特徴です。
再発を繰り返したり、慢性的になってしまったりというのも特徴だといえるでしょう。

そもそも、アトピーとはアレルギー疾患の1つです。
アレルギーとは、免疫機能が異常である状態を指します。
花粉症やぜんそくなども、アレルギー疾患で、生まれながらの体質だともいえますから、完全に治すのは難しいです。

また、皮膚のバリヤー機能の低下も、アトピーと密接にかかわってきます。
乾燥などにより、皮膚のバリヤー機能が低下してしまうと、アレルゲンが簡単に侵入できるようになってしまい、アトピーが発症してしまうのです。
先天的にバリヤー機能が低い人もいますが、多くの場合、胃腸が弱っているからというのが考えられるそうです。

胃腸が弱っているということは、食べ物から栄養を作り出す機能が弱っているということで、皮膚の栄養不足につながってしまいます。
そのため、バリヤー機能にも、異常をきたしてしまうわけですね。

それから、ストレスもアトピーの原因となるそうですから、普段からストレスとためてしまうような生活を送っている人は、うまく解消するようにしたいですね。

青汁は本当にアトピーに効果的なの？

アトピーがアレルギーの1つで、胃腸や皮膚のバリヤーの機能の異常が、発症させやすくするという話はしました。
では、青汁は本当に、このアトピーを改善してくれるのでしょうか。
その話の前に、青汁について簡単に話をさせてもらいます。

青汁といっても、商品によって使われている原料は様々です。
わかりやすいところで言えば、メインの原料となっているものとして、「ケール」「大麦若葉」「明日葉」などがあげられます。
名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

これらをベースに、様々な野菜を入れているのですが、例えば「ケール100%」の青汁と「明日葉100%」の青汁があったとして、これらは全く同じものだとは言えませんよね。
同じ青汁という名前であっても、片方はケールですし、もう片方は明日葉です。
それで、アレルギーに効果があると言われているのは、「ケール」を使った青汁になります。

もしかしたら、明日葉や大麦若葉の青汁でも、効果はあるかもしれませんが、ケールに関しては、ファンケルが分析をして改善されると発表していますから一層信頼度が高いです。
まず、ケールの青汁を飲むことで、lgE値を下げることができます。
lgE値とは何かと思われる人もいるかと思いますが、簡単に言えばアレルギーの起こりやすさを指す数値です。

170を超えるとアレルギーが起こりやすい人だと言えます。
ひどい人だと、1000を超えますから、健康診断などを行ったときには1度注意して核にしてみるといいでしょう。
ファンケルの中央研究所によると、青汁を毎日飲むことでlgE値が下がるのだそうです。

それから、ケールの青汁は、肌の水分量の低下を防止する機能もあるとされています。
これに関しては、ケール特有というよりも、青汁を飲むことで腸内環境が改善されて、結果として、肌の水分量も増えたということのようです。
そういう意味では、その他の青汁でも大丈夫だと思いますし、ヨーグルトなど腸内環境を整える食品でもある程度の効果は期待できるでしょう。

普段から野菜をあまり食べない人の場合、青汁を飲むことで栄養バランスが改善されて、アトピーに限らず体全体の調子が良くなるというのも考えられます。

ケールの青汁は、好酸球数を少なくするという結果も発表しています。
好酸球数ですが、体に細菌などの異物が入った時に咳をしたり、違和感を覚えるようにしたりといった役割を果たしているそうです。
身体の以上に対するセンサーみたいなものですね。

これが少ないと問題ですが、増えすぎると過敏になってしまい、ちょっとしたことで体が反応するようになってしまいます。
過ぎたるは猶及ばざるが如しとも言いますし、基準値にするためにも、青汁を飲んでみてはどうでしょうか。

青汁を使ってアトピーを改善しようとしたときの注意点

このように良いところばかりを並べてしまうと、「ケールの青汁を飲めば、すぐにアトピーが良くなる」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、そう簡単な話ではないことを、頭に入れておいてください。
青汁は医薬品ではないという話ですね。

医薬品であれば、強い効果を発揮してくれますから、飲んで数時間もしないうちに症状が緩和されることもあるでしょう。
その代わり、副作用が出る恐れもありますよね。
青汁は副作用が出ない代わりに、そこまで大きな効果は発揮しません。

青汁はいわば、「健康に気を使って、食生活を見直してみました」程度の効果しかないわけです。
続ければ、病気になりにくくなるでしょうし、少しずつは症状が改善していくでしょう。
逆に、短期的に効果が出ないからと、すぐにやめてしまえば、青汁の料金分損したことになります。

実際研究でも、「医薬品のような強い効果が一過性で発揮されるのではなく、常用することにより徐々に効果を発揮してくる可能性も考えられる」とあります。

青汁を飲むことでアトピーが悪化してしまう！？

これまで、青汁がアトピーを改善してくれるという話をしてきましたが、逆に青汁がアトピーを悪化させることもあることも、頭に入れておいてください。
青汁がアトピーを改善してくれるのは確かですが、青汁はアトピーを改善するために作られたものではありません。
そのため、体にはいいけれど、アトピーを悪化させる恐れのある野菜などが使われている可能性があります。

例えば、アトピーといえば、かゆみがつらいですよね。
そのかゆみを引き起こす成分に、ヒスタミンというものがあります。
ヒスタミンは体内でも作られるものですが、食品にも含まれていて、中には青汁に入れられそうなものも含まれています。

いくつか例を挙げてみると、トマト・ほうれん草・トウモロコシ・イチゴ・キウイフルーツ・ブロッコリーなどですね。
イチゴやキウイは、フルーツではありますが、青汁を飲みやすくしたフルーツ青汁もありますから、買うときには注意が必要です。
それから、アレルギーして品目にされている、オレンジやバナナ、リンゴなどが入ったものも気を付けたほうが良いでしょう。

正しい知識を持って青汁でアトピーを改善しましょう！

アトピーと青汁の関係についていろいろと話してきましたが、すべてを話しつくせたわけではありません。
青汁でアトピーを改善することはできますが、正しい知識がないと、無駄に終わってしまったり、逆に悪化させる恐れもありますから、まずは徹底的に調べるところから始めてみてはどうでしょうか。