青汁は健康にいいと聞いたから、なんとなく飲んでいるという人も多いと思います。
ですが、青汁の味のせいで、どうしての飲めないという人もいるのではないでしょうか。
そこで、どのようにして飲むのが、青汁の効果を失わず、苦なく飲めるのかを考えてみたいと思います。

青汁の正しい飲み方って存在するの?

病院に行って、薬をもらって帰ってきたとき、その薬をいつ飲むのか、どれくらい飲むのかということを細かく決められていますよね。
青汁を飲む場合、薬ではありませんから、そういった指定は一切ありません。
いつ飲んでも問題はないですし、度が過ぎなければ、どれだけ飲んでも大丈夫なのではないでしょうか。

ですが、これはあくまでも、健康的に問題がないというだけの話です。
何かの効果を期待して飲むのであれば、それに合わせた飲み方をしたほうが、効果が高くなるのは、言うまでもありませんよね。
例えば、体重を減らそうと思って飲む場合、青汁を飲めば痩せると、何杯も何杯も飲めば、青汁にもカロリーはありますからその分太りますし、青汁だけ飲んで生活を変えなければ痩せられません。

また、青汁は定期的に飲み続ける必要があります。
前述通り、青汁は薬ではありませんから、飲んだらすぐに効果が出るわけではありません。
効果を実感できるまでには、個人差もありますが、少なくとも1~2か月は継続したいところですし、できれば半年くらいは様子を見たほうが良いでしょう。

半年以上となってくると、違う青汁に変えるのもいいかもしれませんが、3日坊主で効果がないと諦めてしまうのはもったいないです。
ですから、青汁を飲もうと思ったときには、「どうして飲むのか」と「どれくらい継続できるか」を考えてから、飲み始めることをおすすめします。

青汁を飲む目的と飲み方について

青汁を飲む人の目的は、大体が「ダイエット」か「美容」か「健康」になると思います。
ですから、それぞれ、どういった飲み方をすればいいのかを、考えてみましょう。
まずは、ダイエットを目的として飲む場合です。

ダイエットで青汁を飲むとき、飲むタイミングは、朝か夕食前がおすすめです。
朝は、置き換えダイエットをすることで、摂取カロリーを減らすことができます。
夕食前、というよりも食事前に青汁を飲むことで、事前に食物繊維をたくさん撮ることができます。

詳しく話すと長くなるので、簡単に話しますが、食物繊維を食事前に摂ることで、血糖値の上昇を抑えてくれる効果が期待できるそうです。
血糖値が上がった状態が、太りやすいとされていますから、青汁を食事前に摂ることで普段より太りにくい食事になるわけです。
だからといって、いつもよりたくさん食べれば、太る原因になりますから気を付けてください。

それから、ダイエット目的で飲むときには、水以外のもので割ることはおすすめしません。
簡単な話ですが、顆粒の青汁を水以外で溶いてしまうと、それだけカロリーが増えるからです。
飲みにくい青汁も、冷たい水だと飲みやすくなったという話も聞きますから、まずは使う水を考えてみるといいかもしれませんね。

水だとどうしても苦くて飲めない、という人は牛乳や豆乳に混ぜると飲みやすくなります。
カロリーで考えると、低脂肪乳を使うのが、最も適しているでしょう。
間違えても、砂糖がたくさん入っている、清涼飲料水などに混ぜることがないようにしてください。

美容に気を使うときに青汁を飲むなら、美容に良い栄養素を含んだものを混ぜることで、より効果を発揮してくれます。
 例えば、牛乳にはビタミンB郡が含まれているので、肌をきれいにするのに役立ちますし、レモン汁に含まれるビタミンCには抗酸化作用があるため、老化防止になります。
きなこには、女性に嬉しいイソフラボンが入っていますから、おすすめです。

今あげたものは、青汁を飲みやすくしてくれるも効果も期待できますから、より飲みやすく、より美容に良いものを摂ることができます。
美容目的なら、他にも取り入れたい栄養素はあるはずですから、自分に合わせて混ぜるものを選びたいですね。

最後に健康について、とくに便秘をどうにかしたい場合には、夕食の時に青汁を飲むようにしてみてください。
時間栄養学によると、夕食の時の内容が、翌朝のお通じに関係してくるということがわかっています。
ですから、夕食で食物繊維をたくさん摂ることで、翌朝のお通じが良くなるわけですね。

青汁には、食物繊維がたくさん含まれていますから、ぴったりだといえるでしょう。
夜寝る前に飲むほうが良いという場合もありますが、体内リズムを狂わせる原因になることもありますから、夕食中に摂るのが無難です。

青汁はただ飲むだけじゃダメ? 飲むタイミングも考えて

例えば夜中に何かを食べると、太ると言われたことはないでしょうか。
つまり、食事は食べるタイミングによっては、同じメニューであっても、体型に差が出るかもしれないわけです。
では、青汁はどうでしょうか、飲むタイミングによって、効果が変わることがあるかもしれません。

青汁はいつ飲んでも大丈夫なの?

青汁を飲むタイミングはいつがいいのか、という話ではありますが、最初に青汁を飲んではいけないタイミングがあるのかについて、お話していきます。
結論から言えば、いつ飲んだとしても、問題はありません。
健康になるために青汁を飲み始めた人の場合は特に、青汁を薬のように感じるかもしれませんが、青汁はあくまでも食品です。

例えばコンビニで買ってきたお弁当を、いつ食べるかは、自分の勝手ですよね。
朝食べても、昼食べても、夜食べてもとがめられることはないはずですし、すぐに病気になるというわけでもありません。
それと同じように、青汁をいつ飲んだからといって、すぐに体調が悪くなるわけでも、よくなるわけでもないわけです。

ですから、健康被害を受けるかどうかという点で見れば、いつ飲んでも問題はないでしょう。
ですが、痩せるため、健康になるため、という話であれば、話は変わってきます。
例えば、同じ食事であっても、深夜に食べると太りやすくなるというのは、聞いたことがあるのではないでしょうか。

それと似たような話で、青汁も求めている効果によって、最適な飲むタイミングが存在しているのです。

痩せるために青汁を飲むタイミング

青汁を飲もうという理由の中でも、ダイエットのため、と考えている人は少なくないのではないでしょうか。
そもそも、ダイエットで青汁を飲む場合、食事を減らして足りなくなった栄養素を補うため、というのが、健康的です。
その健康を、少し度外視しても、すぐに効果を得たいというのであれば、朝に飲むのが良いですね。

いわゆる置き換えダイエットというもので、朝食の代わりに青汁を飲みます。
すると、朝食で取っていたカロリーが、青汁分に抑えられますし、必要な栄養は青汁で補うことができるわけです。
この時に気を付けないといけないのが、朝食を青汁にしたからといって、昼食や夕食の量を増やしたり、間食をしたりしないことです。

置き換えダイエットで、300キロカロリー減らすことができたとしても、代わりに間食でスナック菓子を1袋食べれば、意味がなくなってしまいます。

置き換えダイエットをしない場合、夕食の前に飲むことをおすすめします。
だいたい、なぜ太るのかといえば、1つにインスリンの働きがあります。
食事などで糖質を摂ると、血中にブドウ糖が放出されて、血糖値が上がりますが、インスリンはその上がった血糖値を下げてくれるものです。

ブドウ糖はエネルギーになりますから、すべて使われてしまえばいいのですが、余った時には脂肪として蓄えられてしまいます。
言い換えれば、インスリンが血糖値を下げるために、脂肪として蓄えているわけです。
ですから、インスリンが分泌されにくい=血糖値を上げすぎないようにすれば、太りにくくなります。

ここで役に立つのが、食物繊維です。食物繊維を、食事の前に摂ることで、血糖値の上昇を抑えてくれると言われています。
青汁には、この食物繊維が豊富に含まれていますから、食前に飲むことで太りにくくなるわけです。
また、単純に、事前に飲むことで満腹感を得やすくなるともいえるでしょう。

美容・健康のための青汁を飲むタイミング

美容や健康のために青汁を飲もうと思った場合、期待するのは栄養不足の解消ではないでしょうか。
毎日、必要な栄養素を体に取り入れることによって、健康的になりますし、健康であれば自然と美容にもつながります。
それから、女性だと特に気になるのが、便秘の解消かもしれませんね。

単に毎日の食事で足りていない栄養を摂りたいというのであれば、いつ飲んでも大丈夫だと考える人も少なくないでしょう。
飲む時間がないなど、理由があればいつ飲んでもある程度の効果は得られると思います。
ですが、それ単体で飲むよりも、食事に合わせて飲んだ方が高い効果を発揮してくれるでしょう。

というのも、ほかの栄養素と取ることで、吸収率が高くなる・効果を発揮しやすくなるビタミンなどが存在しているからです。
例えば、ビタミンAは油脂と一緒に、鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで、吸収率を高めることができるといいます。
加えて、豊富な食物繊維は、夕食の時に摂ることで、翌朝のお通じ改善に役立ちます。

ですから、健康や美容で青汁を飲む場合にも、夕食のタイミングで飲むのが良いのではないでしょうか。

便秘の改善として、夜中に青汁を飲んだほうが良いという話も聞くかと思います。
確かに、便秘の改善だけに注目すると、効果を発揮してくれるでしょう。
ですが、夕食から時間を空けて飲んでしまうと、体内時計が狂ってしまう恐れもあるそうです。

ですから、青汁はできるだけ、毎日同じ時間に飲むようにしてください。

青汁を飲む回数は決まっているの?

血糖値の上昇を抑えてくれるなら、毎食前に飲めばダイエットにもなるし、栄養もたくさん摂れるのではないか、と考える人もいるのではないでしょうか。
前述通り、青汁は薬ではありませんから、何杯も飲んではいけないという決まりはありません。
ですが、現実的に考えると、1日1杯、多くても2杯までにしておくことをおすすめします。

ご存知の通り、青汁には豊富な栄養素が入っていますが、逆に言えば何杯も飲むことで、必要以上にたくさんの栄養を取り入れてしまうことになります。
多い分にはいいのでは、と思う人もいるかもしれませんが、そもそも太るのも糖分過多が原因の1つで、適切な量を摂っていれば太ることはありませんよね。
青汁だと気を付けたいのが、まず食物繊維です。

ダイエットに健康に効果を発揮してくれる食物繊維ですが、摂りすぎると腸への刺激が強くなり、下痢や軟便の原因となります。
また、カリウムが過剰になると、腎臓に負担がかかり、腎疾患の人だと最悪命に係わるかもしれません。
それから、急にたくさんの栄養素を取り入れることで、体が過剰に反応して、蕁麻疹やかゆみなどのアレルギー反応に近い症状が出ることもあります。

あとは、青汁は低カロリーですが、牛乳などに溶かして飲むとカロリー摂取量が増えます。
それを、1日に何杯も飲んでいれば、太る直接的な原因にもなりますので、注意してください。

以上のことから、青汁を飲む最適なタイミングは、夕食と同じタイミングということになるでしょう。
できれば、夕食を毎日決まった時間にすることで、より健康的になるかと思います。

青汁を飲むタイミングを考えてよりよい生活を!

青汁を飲むタイミングの話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
青汁は特に凝ったことをしなければ、水や牛乳などに溶かして飲むだけですよね。
それであれば、何分とかかるわけではありませんし、飲む時間を作るのも難しくないはずです。

ちょっとしたことで、より良い効果を得られるわけですから、ぜひ実践してみてください。

少しでも青汁をおいしく飲む割り方

既にいくつも紹介はしていますが、改めて青汁をおいしく飲む方法をまとめてみたいと思います。
有名なのは、牛乳でしょうか。混ぜることによって、苦味がまろやかになり、青臭さも抑えられますから、青汁を飲んだことがなかった人にもおすすめです。
また、似たようなもので、豆乳もいいですね。牛乳と似たような効果が得られますが、味と栄養素が違いますから、好みの方を選ぶといいでしょう。

より栄養を摂りたいときには、さらにきなこをかけるのもおすすめです。
牛乳や豆乳と一緒でも、味のバランスが取れますし、飲みやすさも増すはずです。
飲むのに飽きたのであれば、ヨーグルトに混ぜるというのもいいですね。青汁の臭みや苦みを、酸味とまろやかさが打ち消してくれます。

ダイエット目的ではないのなら、フルーツジュースと一緒に飲むというのが、最もおいしく飲めるでしょう。

青汁の飲み合わせで気を付けたいもの

青汁はだ、いたいはどのように飲んだとしても大丈夫なものですが、中には気を付けたほうが良いものもあります。
よく言われていたのが、ニンジンです。ニンジンの持っている酵素が、ビタミンCを破壊してしまうため、ニンジンジュースと混ぜるのは良くないと言われています。

ですが、熱してしまえば大丈夫という話もあり、あまりはっきりしていません。そのため、万全を期すのであれば、ニンジンが使われているものは混ぜないほうが良いでしょう。
また、コーヒーや緑茶に含まれている「タンニン」や「カテキン」とも相性が悪いです。
これらは、青汁に多く含まれている、鉄分の吸収を阻害する作用がありますから、せっかくの栄養を無駄にしてしまいます。

どうしても飲みたいというときには、青汁を飲むタイミング前後30分以上の感覚を開けるようにしてください。
それから、心臓や血管の病気の治療に使われる「ワーファリン」を飲んでいる人は、青汁を飲まないほうが良いです。
青汁に豊富に含まれるビタミンKが、ワーファリンの効果を抑えてしまいまい、薬として期待された効果を得られない可能性があります。

まずは自由に青汁を楽しんでみては?

飲み方やタイミング、注意点を上げていきました、やはり青汁は続けていくことが大切です。
飲み方にこだわりすぎて、続けられなくなるよりは、多少効率が悪くても続けた方が最終的にはプラスになると思いますから、自分が続けられるという飲み方を模索してみください。