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ダイエットサプリは、整腸作用があるものもあり、便秘とは真逆の存在のはずです。しかし、ダイエットサプリで便秘になるという話がある以上、そういわれる原因があるはずです。そこで、その真意について考えてみませんか。

目次

普通に使っていて便秘になる可能性は低い

ダイエットサプリを使って、便秘になるという人は確かにいますし、口コミを見ていたらすぐにでも見つかるのではないでしょうか。
ネット上の話ですから、信頼できないという人もいるかもしれませんが、火のないところに煙は立たないとも言います。
1つ言える事は、サプリメントだけが原因になって、便秘になっているという例はそこまでないだろうという事でしょうか。

少なくとも、ダイエットサプリは便秘になるための薬ではありません。そもそも薬ですらありません。
しかし、体質というものはありますよね。例えば体に良いと言われる牛乳ですが、飲むだけでお腹を壊す人もいます。
では、それで「牛乳=お腹を壊すもの」とはなりません。仮にダイエットサプリを飲んで、体調を崩し、便秘になる人が居たとしても、牛乳と同じで多く人に影響を与えるわけではないでしょう。

便秘につながる可能性がある成分

一応ダイエットサプリの中にも、便秘を引き起こす可能性がある成分はあります。
例えば、不溶性食物繊維がその1つです。食物繊維ですから、腸内環境を整える側の成分だろうと考える人もいるかと思いますが、全くその通りです。
それでは、どうして便秘になるというのかと言えば、周りの水分を奪うという性質があるからです。

腸の成分を吸って、大きくなるのですが、腸内の水分が少ないと、便の水分まで奪うようになります。
結果として便が硬くなり、排便が難しくなりますから、便秘になるわけです。
そのため、ダイエットをするときには、水分をたくさん摂っておくことが大事になります。

別の成分としては、コレウスフォルスコリエキスも、便秘につながる可能性があるとされています。
ですが、こちらは体質に合うかどうかの問題ですから、合わなければすぐに服用を止めるほか対処法はないでしょう。

良い物も過剰摂取しすぎれば毒となる

最後の可能性としては、サプリメントの飲み方が悪い場合です。
たくさん飲めば、それだけダイエット効果を受けられるだろうと、たくさん飲みたくなる気持ちは分かります。ですがそれは、過剰摂取を助長してしまうだけで、意味はありません。
むしろ、過剰摂取のせいで、体調に支障をきたす恐れがあります。

有名なところだと、ビタミンAの過剰摂取で頭痛などが引き起こされるほか、妊婦の場合には赤ちゃんに先天異常を起こす可能性を高めてしまいます。
どの成分が過剰になるかで、症状が異なりますから、「過剰摂取=便秘」とはなりませんが、中には過剰摂取をすることで、便秘を引き起こす成分があるかもしれません。
ですから、ダイエットサプリを飲む時には、決められた量を守ることが、ダイエット成功への近道になると言っていいでしょう。

自分に合うものを選ぶ

ダイエットサプリは無数にありますから、自分に合うものがどこかにはあるはずです。
それを探すのは大変かもしれませんが、自分に合ったものを選ぶことで、不用な心配をすることもなくなるでしょう。

食物繊維には種類がある?!ダイエットサプリとの関係について

食物繊維は良く聞くと思いますが、水溶性と不溶性の2種類ある事をご存知ですか。
食物繊維はダイエットに良く、この2つともダイエットに良いとされますが、それぞれ効果が違います。それぞれの食物繊維を、ダイエットという観点から見てみましょう。

2種類の食物繊維の違い

食物繊維には水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の2種類があります。
名前を見てもらえば、想像はできると思いますが、水溶性食物繊維は水に溶けるもので、溶けた後はジェル状になってゆっくりと腸内を進んでいきます。
不溶性食物繊維は、水に溶けないですが、水を吸収することで膨らむという性質を持っています。

おそらく食物繊維としてのイメージが強いのが、不溶性の方ではないでしょうか。わかりやすい繊維質で、腸内を綺麗にしてくれる作用があります。
詳しい食べ物はあとでご紹介はしますが、いかにも食物繊維というのが、不溶性食物繊維です。

この2つのバランスですが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は1:2で摂取することが望ましいと言われています。

食事の前に摂っておきたい水溶性食物繊維とダイエット

水に溶けてゲル状になる水溶性食物繊維は、食事の最初に摂ると良いです。サプリメントで摂るときには、食事の前に飲んでおくと良いでしょう。
水溶性食物繊維は、食事による血糖値の上昇を緩やかにしてくれるから、というのが理由です。
近年、インスリンが太る原因だと言われています。インスリンは、血糖値の上昇を抑えてくれるもので、血糖値が上昇すると活発に分泌されるのです。

ですから、血糖値の上昇を抑えてくれる水溶性食物繊維は、ダイエットに効果的だと言われています。
インスリンを抑えると、血中の糖が減りすぎることがありませんから、脳にしっかりエネルギーが届けられます。するとお腹が空きにくくなりますし、自身がゆっくりと腸内を進むため、腹持ちが良くなるというのも利点でしょう。

水溶性食物繊維は、腸内で分解されて、善玉菌を増やしくれる効果もあるらしく、腸内環境も整えてくれます。
水溶性食物繊維は、アボカドやおくら、山芋などに多く含まれるそうです。

腸内環境を改善!不溶性食物繊維とダイエット

不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸って大きくなります。
こうすることで、便の傘を増して、腸の蠕動運動を活発にしますから、便通を促進します。
またっていた便がなくなれば、腸内環境が整いますから、ダイエットにもプラスになります。
腸内に限らず健康であった方が、基礎代謝を下げずに、ダイエットに良いと言えるでしょう。

また有害物質を体外に排泄してくれますから、デトックス効果も期待できます。
水を吸ってかさが増すという事は、満腹感を生み出しますから、つい食べ過ぎてしまう人にもピッタリです。
不溶性食物繊維の場合、胃腸に水分が少ないと、便の水分を吸収して、便が硬くなり便秘になる可能性がありますから、気を付けてください。

食材で言えば、イモ類やキノコ類に良く含まれています。サツマイモなどが、特に有名かもしれませんね。

体の調子に合わせて2種類の食物繊維の使い分けを

説明した通り、2つは似ているようで、違う働きをするものです。
自分の体の調子に合わせて使用することで、より体を健康にしてくれますし、ダイエットにも効果を発揮してくれるでしょう。